みなさんは奥飛騨温泉郷をご存じですか?
温泉郷とは、一定範囲に複数の温泉地がある事を言います。
平湯温泉
福地温泉
新平湯温泉
栃尾温泉
新穂高温泉
の5つの温泉地で形成されています。
奥飛騨温泉郷としての温泉湧出量は、別府、由布院に次いで全国3位です。
ーーー奥飛騨温泉郷
ゆふいんの記事も書いていますのでこちらもご覧ください。
露天風呂が人気で、多くの宿泊施設で露天風呂を設置しています。
奥飛騨温泉郷の中でも今回は、平湯温泉にスポットを当て紹介します。
平湯温泉(ひらゆおんせん)
平湯温泉を含む奥飛騨温泉郷は岐阜県高山市にあります。
えっ!?飛騨市じゃないの?
そう思う方も多いと思うのですが、高山市と旧上宝村が合併し、この南東部を奥飛騨温泉郷としたようです。
飛騨市は北東部になりますので、奥飛騨温泉郷は飛騨市ではありません。
私も行ってみるまで知りませんでした。
宿泊施設は旅館や民宿が多く、約40軒くらいあります。
大阪から車で4時間半くらいです。
名神高速道路から東海北陸道に入り、高山付近を通過する時、ふと思いました。
ここは以前に白骨温泉に行く時に通った道でした。
平湯温泉は岐阜県、白骨温泉は長野県なので結び付かなかったのですが、2つの温泉の距離は16kmほどで、車で25分くらいです。
白骨温泉も私が大好きな温泉です。
こちらに詳細を書いています。
湯の花ふわり 湯元館
今夜の宿は、湯の花ふわり 湯元館です。
湯元館は平湯温泉の東の端にあります。
いかがですか?この旅館の看板。
昔ながらの温泉旅館の雰囲気たっぷりで、空気が美味しく自然の緑に調和しています。
玄関を入ると、懐かしさを感じる古風で和風な感じです。
いろりまであり、まさに求めていた風情漂う大好きな旅館です。
受付も「フロント」ではなく「帳場」となっています。
もうこれだけで、ここに来た価値はあると思えるくらい心を掴まれました。
部屋も和室で休まります。
ずっと来たかった理想の温泉宿です。
お風呂
奥飛騨温泉郷は露天風呂が多いと書きましたが、この宿も露天風呂があります。
貸切露天風呂は、宿から外に出て行きます。
沙羅双樹(さらそうじゅ)
白樺(しらかば)
の3つがあり、空いていれば予約無しでいつでも入る事ができます。
内鍵を掛けて入れますので安心ですね。
私は沙羅双樹が良かったです。
そして最後に大浴場に入りました。
湯量が豊富で、お湯が新鮮に感じます。
決して大きくはありませんが、これぞ温泉!の風情があります。
大浴場のお湯の温度は高めで、私には心地よかったです。
お食事
お食事会場は、グループごとに個室でいただきます。
これもたまらなく旅館っぽいです。
夕食は飛騨牛の鉄板焼きがメインですが、その他も贅沢な料理です。
お肉に火を付けるタイミングは、お客さんのタイミングを優先するようです。
私は時間が経つとお腹が膨れるので、すぐに火を付けてもらいました。
飛騨牛食いたきゃ下呂へ行け!と言う記事も書いていますので、こちらもご覧ください。
いつもお腹が膨れる頃に天ぷらが届きます。
これを踏まえ、天ぷらの事を考えて箸を進める事にしました。
鯉の刺身とお鍋はほとんど妻に譲りました。
普段は岩魚(いわな)が多いようです。
ほどなくすると天ぷらが出てきました。
私が計算していた事もありますが、早いタイミングで出て来ました。
いつもは天ぷらが出る頃にはお腹いっぱいになっていて妻の胃袋に直行するのですが、この日は頭脳プレイが功を奏して天ぷらにありつけました。
妻も刺身とお鍋を2人前食べているので、丁度良い感じです。
しかし宿に来る前に、付近の道の駅などで結構つまみ食いをしていたはずなのにさすがです。
妻は昼食の奥飛騨ラーメンだけでは足らないので、私のざるそば定食のごはんとおかずを食べました。
私はざるそば単品で良かったような気がします。
とどめに牛乳とソフトクリームを平らげてからの夕食です。
朝食はこれぞ旅館の朝食といった感じの朝食に、地元の名産の朴葉みそが付いています。
みそはご飯につけて食べるそうです。
朴葉みそは飛騨地方の有名な特産品です。
取り寄せもありますので、ぜひどうぞ!
朴葉みその濃い味をまろやかにしてくれる温泉たまごも最高のアイテムです。
旅館の朝ごはんは格別ですが、ここ湯元館の朝食はさらに旅館に宿泊している気分を高めてくれます。
予約はこちらから
湯元館の廊下にある本棚には漫画がどっさり詰められています。
その中で気になるものがありました。
尾崎豊物語という漫画を見つけました。
普段、漫画を読まない私ですので、全く知りませんでした。
その隣にはJ.BOYという漫画もありました。
これも知りませんでしたが、キーワードには過敏に反応しました。
旅館の主人は私と同じ世代なのでしょうか?
さすがに読む時間は無かったので、廊下を後にしました。
奥飛騨温泉オートキャンプ場
奥飛騨温泉郷オートキャンプ場は、道の駅奥飛騨温泉郷上宝の中にあります。
キャンプ場が道の駅の中にあるので、何かと便利です。
まとめ
奥飛騨温泉郷、中でも平湯温泉は、日本のザ・旅館!の気分を味わいたい方に最適です。
四季折々の景色が、さらに温泉のグレードを上げてくれます。
何と言っても演歌にでてくるだけあって、風景が心休まります。
私が訪れた日は晴れていました。
あ~あ、奥飛騨に雨が降るのか?と思っていましたら、翌日の朝は雨でした。
奥飛騨慕情です。
絵になりますねぇ。
私は奥飛騨温泉郷が大好きになりましたので、今度は他の4湯も行ってみる事にしました。
みなさんも訪れてみてはいかがですか?
それでは良い旅を!
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