みなさんは旅行先で嫌な思いをした事はありませんか?
これらのほとんどが他人の行為によるものです。
聞こえてくる雑音や、目にする苛立つ光景など、体と心を休めるために旅行しているのに、落ち着かずストレスを感じた事は誰にでもあるはずです。
あなたはこのマナー違反を、気付かない内にやっていませんか?
ふと自分の事になると、見えない部分があるのは私も同じです。
私が経験した事を参考に、何に注意するべきなのかを紹介していきます。
団体さんにありがちな迷惑行為
団体で旅行をしていると、周りが全て身内に感じてしまいがちです。
周りが見えなくならない様、常に意識しておく必要があります。
団体さんが食事会場や宴会場に入る時、幹事がだらしないと好き勝手な席に着く事があります。
以前何かの団体が私たち夫婦の席に座り、料理をつまみ始めました。
手を付けた料理を交換してくれて、お店の計らいで事なきを得ましたがこちらとしては大迷惑です。
お子様連れにありがちな迷惑行為
特に小さいお子様をお連れの方はお気を付けください。
例えば私が気になる子供の行為があります。
子供が椅子に座れば大人よりも足が短いので、足をブラブラさせます。
電車などの長椅子だと踵側に壁があり、そこへ踵をドンドンと当て始めます。
子供はその音が面白く、ドンドンドンドンと踵で壁を叩くのを楽しみます。
この時気になるのがリズムです。
ドン・ドン・ドンと一定のリズムならまだしも、ドドン・ドン・ドンドンなど不規則なリズムは止めて欲しいです。
下手なドラマーがツーバス(2つのバスドラム)を踏んでいるかの如く、例え子供の所業とは言えいい気はしません。
この時、保護者の対応が大きく事を左右します。
これでは「注意しないのか!」と非難を浴びてしまいます。
きちんと制止する事をおすすめします。
またお父さんお母さんは注意する際、「他の人に叱られるよ」と促すのはやめましょう。
それでは周囲の人が悪いみたいで、嫌な気持ちになります。
叱る時は毅然として欲しいものです。
もうひとつ子供に関する気付いた事があります。
ある少しお高めのホテルで、朝食はバイキングでした。
普通のバイキングより高級感があり、席も決まっていてホールスタッフも大勢います。
私なんかより遥かに裕福そうな家族が隣の席でした。
両親と5歳くらいの子供の3人です。
両親がバイキングの料理を取りに行っている間、子供は大声で泣きっぱなしです。
一度席に戻って来た両親は、次の料理を取りに再び席を離れます。
子供の泣き声が大きくなります。
戻ってきた親が、また遠くへ行ってしまうので泣く以外にありません。
ホールスタッフが子供をあやすのですが、全く聞く耳を持ちません。
周りのテーブルの人たちが、騒がしいので子供のテーブルに注目しています。
ここまで書けば、私が何を言いたいかをご理解いただけると思うのですが、この話には続きがあります。
両親が戻って来ても子供が泣き止みません。
両親は子供をあやすどころか、食事を食べ始めました。
子供は構ってもらえず、ずっと泣いているだけです。
両親はテーブルの食事を食べると、次の料理を取りに出掛けます。
子供の声が大きくなります。
30分以上これの繰り返しです。
ほとんどの客が、この騒がしいテーブルに冷たい視線を送るだけでした。
冒頭で申し上げましたが、子供には何の罪もありません。
無意識にやっている迷惑行為
何の悪気も無く無意識にやってしまっている迷惑行為を紹介します。
私は温泉に行く時、自前のシェービングクリームを使います。
髭はお風呂で剃るタイプです。
お湯に浸かる前に、髭を整え、髪を洗い、体を清めてから湯舟に入ります。
元々寒がりなので、他の人より長く浸かっていると思います。
良い調子で湯舟に浸かっていると、何やら私のシェービングクリームを使っている人がいます。
すぐにお湯から出てその人の隣に行きました。
覗いて見ると、やはり私のシェービングクリームを使っています。
じっと見ていると、「良かったらどうぞ」って笑顔で言われました。
お礼こそ言いませんでしたが、奪うように取り返しました。
悪気は無いのはわかっているのですが…。
それ以降はお風呂用のポーチを購入して、個人用だとわかるようにしています。
使い道が幅広いので、とても便利です。
もしもう一度同じ事が起これば、湯舟に浸かる前に片付ける事にします。
食事会場や大浴場などで、履いてきたスリッパを脱ぐ事があります。
最近ではクリップでスリッパにナンバリングして、他の人のものと区別する工夫が見られます。
今では笑い話ですが、食事会場に自分の靴とサンダルで来た夫婦が、帰りに私たち夫婦のホテルのスリッパを履いて帰りました。
スニーカーとサンダルは最後まで残っていました。
スタッフがすぐに別のスリッパを持ってきてくれたので事無きを得ました。
大声で話す迷惑行為
旅行に行くと気持ちが開放されて、ついつい盛り上がってしまう事があります。
盛り上がってしまえばついつい大声で話す迷惑行為に至ってしまう事が多いです。
アルコールが進むとこの傾向になります。
大浴場で誰もいないと思って大声で歌う人がいます。
あ~っと声を上げて、「いい湯だなっと~」と続きます。
ここでストップし歌い続けないのは、後ろめたさなのかもしれません。
食事会場での大声は、圧倒的に関西人が多いです。
自分の身内だけに話せば良いのですが、会場に響き渡るよな声で話します。
「この魚、めちゃくちゃ美味いわぁー」とか、
「これ美味いから、お前も早よ食え」とか…。
小声で充分な内容です。
あと関西人は大袈裟ですので、
「こんな美味いもん、食った事ないわ、もう死んでもええわ」
などと普通の人には理解できない事を大声で言います。
私も関西人ですので、気を付けなければなりません。
あとゴルフ客も注意してください。
どこへ行ってもゴルフの話ですよ、しかも大声で。
まぁゴルフを楽しむ旅行もありますが、宿に入れば旅行客ですからね。
何番ホールのショットがどうの、他のお客さんにはどうでも良い内容です。
パチンコ屋さんで知り合った人は、パチンコの話しかしないとか...。
近所の中華料理屋での会話は「何番台は連チャンだ」とか「今日は全然出ない」とか、ゴルフのパターンとよく似ています。
文化の違いによる迷惑行為
新型コロナウイルスの影響で、外国人客は激減しています。
しかし人気の観光地などでは、来訪が戻る事も考えられます。
ある程度日本の文化を学んで来た人は良いのですが、何も知らずに訪日されると困ります。
中国出身の私の知り合いに、いろいろ話を聞いてみました。
日本では順番待ちは当たり前ですが、それは中国人には並んでいるように見えないようです。
2列に整列して並んでいても、3列目の先頭を狙います。
3列になると4列目の先頭を目掛けるそうです。
きっちり並んでいたのでは、人口の多い中国では順番が回って来ないという風に思っているところもあるそうです。
横幅を広く使えば前に行く事ができると、そんな感じです。
そのような文化の違いはあちこちに存在します。
良く理解しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
迷惑行為は思わぬところから発生します。
旅行客ではなく、ホテルや旅館などの接客が悪い場合は、諦めて次の旅行に期待するようにしています。
私が経験した残念な旅行の記事はこちらに書いています。
よろしければお読みください。
私がこの記事の中でお伝えしたい事は、
自分が知らず知らずのうちに、加害者にならないように
これらのような被害に遭わないように
と二面性を持っています。
旅行は楽しんでこそ旅行です。
全ての人がハッピーで楽しく過ごせる時間を持つべきです。
やってはいけない事を頭に入れて、素晴らしい旅行を楽しんでくださいね。
それでは良い旅を!
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