今更聞けない!旅館やホテルでの食事タイプ別最低限マナー!

旅ネタ
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旅行先での食事マナーについて、困ったことはありませんか?
私は、食事会場に行って、ナイフとフォークがずらりと並んでいるとドキドキします。
外に置いてある方から使うんだっけ?前に置いてあるスプーンはいつ使うの?など、ソワソワしだしたりもします。

その時になって慌てないように、最低限のマナーを予め知っておきましょう。

食事タイプ別 最低限マナー

食事タイプには、会席料理(和食)、フレンチなどの洋食コース料理、バイキングやビュッフェなどがあります。
いずれも専門店で食べるわけではなく、あくまでも宿泊先の食事会場で食べるので気負うことなく落ち着いて食事を楽しみましょう。
メインは宿泊です。食事はオマケ程度に考えてリラックスして下さい。

会席料理(和食)

誰かが「和食は目で楽しむ!」なんて言うから堅苦しくなり、せっかくの料理を美味しく味わうことができなくなってしまいます。
一般的な作法だけで十分です。

ただ一般的な作法と少し違うものがありますので注意が必要です。
お魚を裏返す時は、箸で裏返さず、手を使いましょう。
和食を食べるのに手を使うとお行儀が悪いというイメージが、このように混乱を招いてしまうのです。

お箸に関するマナーは口うるさいほどありますが、ここでは箸先を人に向けない程度で十分です。
私は子供の頃から親に箸の持ち方使い方を散々指導されましたが、未だにまともに使えません。
鉛筆持ちになってしまっています。
そんな私でも数々旅行に行きましたが、箸の持ち方で誰かに注意されたことは一度もありません。

冒頭にも書きましたが、あくまで泊まることがメインですから自分のやり方で問題ないはずです。

しかし、ひとつ注意しなければならないことがあります。

私の経験から悟ったことなのですが、お腹が膨れてきた頃に天ぷらが出る場合が多いです。
もうそろそろフィニッシュかという時に、ここぞとばかりにメインの天ぷらが出てきたらもはや降参するしかありません。

私を含めシニアの方は、全部食べ切るのが難しい場合があります。
あるものを全て食べていくと、このようにメインディッシュが食べられない事態になることがあります。

私はこの経験を何度もしているので、最初の方の前菜やお刺身の一部を妻に与えています。
ですからほとんどの夫婦旅行で、私0.5、妻1.5の割合で丁度綺麗になくなります。
うまくできていますね。

フレンチなどのコース料理

誰かが「フレンチはソースが命」なんて言うからこちらも堅苦しいです。
フランス料理にはよくパンが出されますが、パンをちぎって料理のソースに付けて食べるのはOKです。
これもお行儀悪そうに思われがちですが、フレンチのシェフはソースを褒められるのを一番喜びます。
そのソースを余すことなくパンで吸い取るのですから泣いて喜ばれるでしょう。
フレンチはソースが命ですからね。

ナイフやフォークなどの洋食用の食器のことをカラトリーやカトラリーと言います。
正式にはカトラリーらしいですが、こんなところでも正式がどうのこうの言うから堅苦しいのです。
一般的にはどちらでも構いません。
ナイフとフォークが置いてあるテーブル

これらを使う順番は、外から内へです。
ただそれだけでいいのです。
そして間違っても大した問題ではありませんので気構えず堂々と食事を楽しみましょう。

食事を下げられないために、ナイフとフォークは「×」か「ハ」に置きましょう。
終わったときは、ナイフとフォークを揃えて「11」か「二」にすれば大丈夫です。
フランス式以外にイギリス式とアメリカ式があるのですが、あまり細かく気にすることはありません。

やってはいけないことは、落としたものを拾わないことくらいです。

バイキング・ビュッフェ

堅苦しい話を抜きにしますと、日本では食べ放題の事です。
ちなみにバイキングは海賊がガツガツ食べた姿から、ビュッフェは立食・軽食の意味です。
海外ではバイキングやビュッフェは全く通用しませんので、食べ放題が正式名称でいいと思います。

他の料理に比べて食べ放題の方が知らないマナーが多くあると思います。

食べ残しは禁止です。
一つの料理を大量に取るのもNGです。
理由は書かなくても大丈夫ですね。

私が見た外国人観光客での話ですが、30分に一度出来上がるローストビーフを独り占めしている人がいました。
ローストビーフの画像
次のクールもそのグループが全て取って行き、他のお客さんにはローストビーフがありません。
その外国人観光客グループが出て行く時、テーブルに食べ残したローストビーフが山のようにありました。
これは国の文化の違いで片付けてはいけません。マナーの問題です。

あとは右回り(時計回り)に進むや、料理の味を大事にするために皿は交換して使うなどがありますが、破っても問題ないものばかりです。
強いて言えば、食べ過ぎ注意くらいです。
私の場合は妻がきちんと片付けてくれますので安心です。

実際食べ過ぎてしまい、車の運転をするのにお腹がつかえて前傾姿勢が取れなくなったことがあります。
ほどほどにすべきですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
堅苦しいマナーは見たことも無い誰かが作った虚像です。
イメージばかり先行し、実態が伴わないことも多くあります。
一流の料理店なら別ですが、私たちは旅行を楽しむのですから、食べることくらい好きにさせてもらいたいです。

たとえナイフやフォークしか用意されていなくても、遠慮なくお箸を要求して下さい。
要求に応えられない店はまずありませんし、あったとすれば逆に珍しいユーザーファーストを無視したお店と言えるでしょう。

私が以前、鮨し屋で見たのですが、板前が初めての女性客にはシャレでワサビをたくさん入れた鮨を握るのです。
握り鮨の盛り合わせ
板前曰く「女性が泣く姿を見るのが好き」なんて言ってましたが、未だに許す事ができません。
しかもそのワサビ鮨の料金も取っているのですから、私に言わせれば犯罪です。

世の中のニーズは常に変わっていますが、食事のマナーにとらわれ過ぎて食事が美味しくなくなるのは本末転倒ですからね。
自由なスタイルで自由に食べて下さい。

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