兵庫県山陰の山峡にある「湯村温泉」をご存じですか？
湯村温泉は兵庫県にある、平安時代に開湯した歴史ある温泉です。
ＮＨＫドラマ夢千代日記の舞台としても有名です。
私は湯村温泉に、３～４年に一度くらいの割合で癒されに行っています。
その湯村温泉の魅力について紹介します。
湯村温泉インフォメーション
湯村温泉は兵庫県美方郡新温泉町にあります。
新温泉町は２００５年に、浜坂町と温泉町が合併して新温泉町になりました。
人口は１９５０年の３万人をピークに毎年減少傾向が続いていて、現在では約半数の１５，０００人くらいです。
しかし観光客数は、１９８１年に夢千代日記が放映された事をきっかけに上昇し、２０１１年には老舗の三好グランドホテルを湯快リゾートが買取り、増加傾向に転じました。
現地の人口は減少、観光客は増加、何とも悩ましい町ですね。
実際に湧出量が多く、余ったお湯は春来川にも流れて行きます。
冬場は雪が多く寒い地方なので、川に流れる温泉で湯けむりが立ち昇ることがあります。
温泉街の景色ですね。
この先にお肉屋さんがあり、そこでテイクアウトできるコロッケが密かな人気です。
有名なお土産はとち餅です。
但馬郷土名物は絶品です。
夢千代日記の舞台
湯村温泉は夢千代日記の舞台となった事で有名です。
主演の吉永小百合さん演じる夢千代の人生を描いたＮＨＫドラマです。
その記念に夢千代像が建てられています。
モデルはもちろん吉永小百合さんです。
しかもサイン入りですので、ファンにとってはたまりません。
ここで観光客が必ずと言っていいほど行う行為が、自分の手を手形に当てる行為です。
新型コロナウィルスが猛威を振るう昨今ではさすがに控えているとは思いますが、湯村温泉に行くとほとんどの人がやった経験があるようです。
もちろん私も何度もやっています。
そして手を合わせた人のほとんどが吉永小百合さんの手の小ささに驚かれています。
世のサユリスト（吉永小百合さんの熱狂的なファン）さん達が、大勢訪れた事でしょう。
私の中でも、
湯村温泉＝夢千代日記＝吉永小百合
と言う繋がりをもっています。
湯村温泉を有名にしたのは吉永小百合さんと言っても過言では無いでしょう。
荒湯
荒湯は温泉街の中心にあり、観光客がメインに訪れる湯村温泉を代表する施設です。
ナンバリングされた籠や小袋があって、それにたまごを入れて約１３分で出来上がりです。
私は家を出発する時に生たまごを持って行き、それを温泉たまごにした事が何度もあります。
最近ではやりにくい空気になっているようですのでご注意ください。
温泉たまごは、湯村温泉の名物のひとつです。
お土産屋さんで温泉たまごを売っているくらい、大人気です。
足湯
荒湯の横を流れる春来川沿いに足湯があります。
川を見ながら横に広い足湯を無料で利用できます。
先ほどの温泉たまごを食べながら、若いカップルが並んで足湯を楽しんでいます。
浴衣姿の人も楽しんでいます。
宿泊施設
湯快リゾート 三好屋
この辺りの宿泊施設で大きいのは三好グランドホテルだったのですが、現在は湯快リゾート三好屋に生まれ変わっています。
湯快リゾートは西日本を中心に、格安ホテルや旅館を運営しています。
お子様連れのファミリー層に人気が高く、バイキング方式などを取り入れリーズナブルです。
湯けむりの宿 朝野家
朝野家は建物がお城造りになっているので、すぐにわかる外観です。
宿泊客をお殿様、お姫様のおもてなしで迎えてくれます。
大浴場と露天風呂の他に部屋風呂にも温泉が使用されていますのでたっぷりとお湯を堪能できます。
和風で個性的なところが人気の朝野屋です。
木の香いろり 寿荘
寿荘はロビーにいろりがあり、故郷に帰った気分を味わえます。
「木の香」に癒され、心が落ち着く空間です。
女性には彩とりどりの浴衣が無料で用意されています。
私が訪れた時は、外湯めぐりの札（大きめの木の札）を渡され、それを持って外のお湯に入る事ができます。
札を３ついただいたのを覚えていて、３つとも使いました。
すぐ隣が全但バスの営業所があり、大阪までのバスが走っていてとても便利です。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
湯村温泉は関西方面で人気の温泉です。
昔ながらの温泉街で、それが夢千代日記にも反映されていて憧れの温泉地になっているのだと思います。
マイカーで行くには一般道を走る事になりますが、列車はバスを利用する人も多いようです。
私は今でも３～４年に一度は吉永小百合さんの像に会いに行っています。
それと温泉たまごは欠かせません。
出来立ての温泉たまごは絶品です。
みなさんもぜひ訪ねてみてはいかがですか？
きっと懐かしい気分になれるはずですよ。
それでは良い旅を！
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