みなさんこんにちは!
夫婦で国内旅行を楽しんでいる弘坊です。
今回は弘坊が山梨県にある弘法湯に行って来たお話です。
弘坊と弘法湯、他人とは思えないような縁を感じて早速行ってみました。
歴史ある弘法湯の魅力をたっぷりとご紹介します。
弘法湯とは
弘法湯は、山梨県甲府市の湯村温泉郷にある温泉宿です。
名前の由来は以下の通りです。
弘法大師東北巡行の帰り、信州路より甲州路に入り、近くの国宝尼除地蔵で身体を休めていました。
道路の真ん中に大石あり。
旅人の通行を困難にしていたところ、弘法大師が現れ呪文を唱えながら杖にて奇せたところ、温泉が湧き出してきたといいます。弘法湯HPより
弘法大師が杖を寄せて温泉が出るなんて、粋な話ですね。
山梨県湯村温泉郷は、弘法大師が開湯し、武田信玄が愛用したお湯です。
弘法湯は温泉街になる前、元は銭湯だったようです。
4つの銭湯のひとつが杖の湯、それが弘法湯です。
女将の話によりますと、大正時代になって旅館にしたようです。
宿の名前は銭湯の名残で「湯」の字が付いています。
旅館にしてからはリピーターが多く、週に1度のペースで訪れる常連さんがいるようです。
泊まってみると、その気持ちが良くわかりましたが、その魅力については後述しますね。
お風呂
元々お風呂やさんだけあって、お風呂は最高です。
女湯は本館にあります。
杖の湯と書かれた赤い暖簾をくくれば、このお湯に巡り逢えます。
一方、青い暖簾の男湯(弘法湯)は、2階の渡り廊下を渡り、降りて行くとあります。
脱衣場には立派な弘法大師が祀られています。
写真を見ておわかりかと思いますが、お湯が溢れています。
非常に湯量が豊富で、ずっと出しっぱなしです。
妻は温めのお湯が大好きで、大喜びしていました。
私は少し熱いくらいのお湯が好きなのですが、このお湯は長く入る事ができます。
長く浸る事を知らなかった私は、30分近くお湯に浸かるのは初めてでした。
むしろ温いお湯の方が身体が温まるかもしれません。
貸切風呂のお湯も少し温めで、豊富な湯量で満たされています。
とても豊富な湯量です。
お食事
食事は部屋食です。
時間が来ると、食事が運ばれてきます。
段々テーブルの上が賑わってきます。
馬刺し、お造り、天ぷら、鮎の塩焼きなどなど…。
煮物の小鉢がやって来ました。
近くに寄せて写真を撮り、元の位置に戻しました。
すると料理を運んでいる仲居さんが、
「あら、すみません、煮物の向きが間違っていました。」
と、置き直してくれました。
私が向きを気にせず、適当に戻した事が原因です。
正しくはこの向きです。
野菜の切り口がこちらを向いているのが正解です。
私が間違って戻した事を伝えましたが、自分が置いたのかもしれないと私の事をかばってくれました。
でも間違いなく犯人は私です。
そもそも正しい向きを知っている人が間違うはずがありません。
申し訳ありませんでした。
朝食は、ご飯を何杯もおかわりできる、旅館ならではの美味しい朝食です。
中でも自家製の小梅は、すっごく美味しかったです。
業者が作ったような小梅でした。
上品な酸味です。
お部屋
お部屋は当然和室です。
私が大好きなこれぞ旅館!といったお部屋です。
和室の奥には広縁(ひろえん)があり、ここに腰を下ろすと安らぎが生まれます。
あまり気にしない人もいるようですが、私は部屋に入るとまず広縁に座るのが大好きです。
外には川が流れていて、その音が何とも言えない非日常を感じさせてくれます。
部屋の前にはレトロな置物があります。
利用できないですが、オブジェとしてはアリですね。
館内には渡り廊下(地元の人は「橋」と呼んでいます)があります。
風情がありますね。
渡り廊下からの景色です。
道の両サイドに弘法湯があり、元は橋であったものが渡り廊下になっています。
館内の至るところに弘法大師にまつわるものがあります。
湯呑や浴衣にも弘法湯の名前が入っています。
頭の先から足の付け根まで弘法湯に染まりました。
弘法湯の魅力
冒頭にも書きましたが、弘法湯にはリピーターの方が多くいます。
何がそうさせるのか?私なりに考えました。
食事やお風呂、お部屋や景色などはもちろん良いのですが、それだけで長く続けてきたのでは無いと思います。
一番の魅力は、ズバリ人です。
人と言うのは弘法湯を切り盛りする人たちの事です。
私が実際にお目に掛ってお話したのは次の4人の人たちです。
びっくりするのは4人とも見た目がそっくりです。
大女将と女将は母娘なので似ていて当然ですが、女将の弟さんのお嫁さん(つまり義理の妹)は雰囲気も仕草も顔立ちも、そしてしゃべり方まで女将に似ています。
よく姉妹と間違われるようです。
妻はこの2人が入れ替わり部屋に来てくれていたのですが、ずっと同じ人だと思っていたようです。
私が女将に尋ねると、二人は義理の姉妹ですがよく間違われるそうです。
さらに従業員の仲居さんも、風貌がよく似ています。
つまり4人ともそっくりなのです。
この人たちの人情がリピート客を呼んでいるのは間違いありません。
私たち夫婦もかなり癒されました。
控えめ言っても、とっても良いおもてなし旅館でした。
私は以前から弘法湯を注目していましたが、なかなか予約が取れず、この日ようやく念願の宿泊が叶いました。
泊まってみたい方は、少し前もって予約する事をおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
弘法湯は山梨県甲府市の秘湯です。
温めのお湯が好きな方はもちろん、私のように熱めのお湯が好きな方にも一度試して欲しい滑らかなお湯です。
名前が似ていると言うだけで行ってみた弘法湯ですが、行ってみて大正解!でした。
女将やみなさんの和やかな雰囲気に触れ、心も体も癒されて大満足です。
周囲には有名な昇仙峡があり、観光名所としても知られています。
南アルプスの大パノラマも、見ていて飽きが来ない景色です。
また甲府はフルーツ王国でもあります。
とりわけぶどうは有名で人気です。
ぶどうを使ったワインも大人気です。
私はスパークリングワインが好きなので、こちらがおすすめです。
私もきっとリピーターになると思います。
みなさんも癒しを求めて訪れてみては?
それでは良い旅を!
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